細いということへの評価
このように現代の社会では、たとえ際限なく細くなっていったとしても「美しい」と評価されるのである。そしてこの美容のための努力は摂食障害のはじまりなのである。そしてやせた体型を維持したり、きれいになるための努力をしたりすることが「女性であること」として社会的に意味づけられている。それゆえ、かりに美容のための努力を怠れば、「女性」というカテゴリーから逸脱してしまうのではないかという危機感を女性は常に持っている。
嘔吐の学習
次に摂食障害者を悩ませる「嘔吐」についてみていく。ダイエットは始めた頃はすぐに体重も落ち、身体が軽く感じたり周りから称賛されたりして快感に浸ることがある。
しかしダイエットを何度も繰り返しているうちに、ダイエット前よりも食欲が亢進してしまったり、より太りやすい体質になったりすることがある。すこしの量でも彼女たちは「食べすぎてしまった」や「ふとってしまう」というパニックに陥る。